Farawayについて

だいたい2004年ごろから歌い続けている曲。

まだケンタ☆ROCKが誕生していない時。

Niarというスリーピースバンドのだった時の曲。

私は、ギターボーカル。あの頃は結構ギター弾けたんです。

 

今でも思い出す。

曲が生まれない時のあの苦しみ。

音楽理論、技術、いいメロディー、名曲。

色々考えれば考えるほど、

どうしていいか分からずに、何も生まれない。

正直、スランプでした。

 

あのコード進行を持ってきて、ここを少し変えて、

あー繋がらない!

こんな感じのメロディーの方が、かっこいいかなぁ。

あーらしくない!

そんな日々。

スタジオの空気も、バンドの雰囲気も重くなる日々。

 

ある時、

もーどうでもなれと、

サビは結構シンプルなコード進行で、

メロディや歌詞も単純に。

こんな気持ちどっか言っちゃえ!てことで

「Faraway!」って叫ぶだけ。

そしたら、あれ、結構良いじゃん。

あんなに考えてたのなんだったんだろう?

 

この気づきは、今でも大事にしてます。

あまり難しく考えずに、

シンプルに、カッコいいものを、

追求して行こう!

それが、自分に向いてるんだなって。

 

いろんな人たちとバンドをやってきたけど、

この曲が馴染んでくると、

よりよいグルーヴが生まれるようになる。

とても大事な曲。

 

シンプルで、難しくないけど、

熱くなれる。

気持ちや、想いを込められる、

最高の曲。

だからいつも、ライブで最初に演奏する。

「俺たちは、こうなんだって」

表現しやすいからね。

 

皆さんも、燻ってたり、上手くいかないこと、きっとあると思うけど、

そんなもんなんは、一緒に「Faraway!!」って一緒に叫んで、

どっかにやっちゃいましょう!

大丈夫、そうした方が、

きっと上手くいくから。